ホームポジションとは?
ブラインドタッチを習得するうえで最も重要な基礎となるのが「ホームポジション」です。ホームポジションとは、すべての指が常に戻ってくる“基本の場所”のことを指します。ここを確実に定着させることで、入力スピードと正確性が大きく向上します。
キーボードを見ずに正確に打つためには、指がどの位置にあるのかを常に把握しておく必要があります。ホームポジションは、そのための「指の基地」のような役割を果たします。
ホームポジションの配置
一般的な日本語配列キーボード(JIS配列)の場合、指を置くべき位置は次の通りです:
- 左手:A(小指)、S(薬指)、D(中指)、F(人差し指)
- 右手:J(人差し指)、K(中指)、L(薬指)、;(小指)
特にFとJには小さな突起があり、手元を見なくても指の位置を確認できるようになっています。この突起を触れることにより、常にホームポジションへ戻る感覚を養います。
なぜホームポジションが重要なのか?
タイピング初心者の多くは、キーボード全体を目で追いながら打ってしまいます。これでは入力スピードが極めて遅くなり、目や首の負担も増大します。
ホームポジションを習得することで:
- 視線を画面に固定したまま入力できる
- キーごとの移動距離が短くなるため高速化
- 指の迷子がなくなるのでミスタイプが減る
- 長時間作業でも疲れにくくなる
練習方法のコツ
最初は遅くても構いません。むしろスピードは一切気にしない方が良いです。 大切なのは、常にホームポジションへ戻す習慣を身につけることです。
おすすめ手順:
- まずは常にFとJの突起に両手の人差し指が触れているか確認
- 1文字入力 → すぐホームポジションへ戻す
- 入力範囲を少しずつ広げる
慣れてきたら
ある程度慣れてくると、自然と指がホームポジションから必要なキーへ移動し、また戻る動作を無意識に行えるようになります。この段階に来ると、タイピングの上達速度が一気に加速します。
ホームポジションはすべての入力テクニックの土台です。焦らず、じっくり身体に定着させていきましょう。